夏の終わり、大人たちの夏休み

ワサビ広報の山下です。
残暑が非常に厳しい9月の半ば、今年も阪南市のとある施設にてワサビ恒例の大人たちの夏休みが開催されました。
大阪市内から南海電車に揺られること数十分、間近に海が見える施設で波の音を聞きながらテントサウナ・プール・BBQを思う存分楽しみました。
お彼岸も近づく中、この日も最高気温は30度超え。大汗をかきながらテントサウナに入り、そして25mプールに飛び込む瞬間はとても爽快でした。
例年通り社内だけではなく、インテリアやグラフィックのデザイナー仲間と仕事仲間が集まり、初めましてや久々の再会があったりと大盛り上がり。
夜が更けるまで懐かしい話に花が咲きました。
仕事で関わることが多いので、ざっくばらんに色々な話ができる時間はとても貴重で、やる気を存分にチャージできました。

イベント「建築と温泉」に登壇しました

先日、城崎温泉で行われた「建築と温泉」イベントに代表の笹岡が登壇しました。
イベントを主催したNPO法人「本と温泉」は志賀直哉来訪100年の2013年を機に、次なる温泉地文学を世に送り出すべく、城崎温泉旅館経営研究会が立ち上げた出版レーベルです。そして設立10周年を迎えた今年、記念イベントとして開催されたのが「建築と温泉」です。

イベントは2部構成で一泊二日と非常にボリュームのある内容となりました。
1日目は各建築家が手がけた物件を来場者に紹介。
建築家から宿に対する想いを伝えることができました。
ワサビが手がけた錦水旅館では「城崎ユノマトぺ」の絵本の世界を表現した「百群」のお部屋を、絵本の制作者のtuperatuperaさんとともに紹介しました。

                                    photo by 中島光行

その夜には懇親会があり、建築家とオーナーとの情報交換や、建築家とともにつくる「まち全体がひとつの旅館」としての城崎のこれからについての熱い対話が遅くまで続きました。各旅館のオーナーと建築家が一堂に会することはないので、非常に有意義な時間となりました。

2日目は8組の建築家が、具体的な取り組みの紹介や裏話も交えながらのトークショーが開催されました。
昨日、実際の物件を見たからこそ伝わってくる建築家の想いやこだわりをより鮮明に感じて頂けたようで、参加されている方々も真剣に聞き入っておられました。
普段、物件を作る中でユーザーの方に出会う機会はほとんどないので、こういった形で生の声を届けられ、受け取って頂けるイベントは本当にありがたいし励みになりました。

                                    photo by 中島光行
                                    photo by 中島光行

イベント中には建築家が携わった旅館で、イベント参加と宿泊がセットになったプランや特別なランチが味わえる連携企画も盛り込まれており、建築好き、城崎好き、多方面に向けた斬新なイベントだと感じました。
今回のイベントは冊子形式の「建築と温泉」として2023年の年末頃に発行予定となっています。
歴史ある城崎という土地が、アップデートを続けながら100年先も愛される温泉街としてあり続けられるように、多くの取り組みをしていることを実感できる一冊になっているかと思います。