弊社代表の笹岡が準専門家として関わっている「城泊・寺泊による歴史的資源の活用専門家派遣事業」の令和4年度の城泊専門家派遣希望の募集が行われています。
応募期間は以下のようです。
令和4年6月30日(木)~令和4年8月10日(水)17時(必着)
募集に関する詳細情報はコチラ(観光庁のウェブサイトの当該記事)
訪日外国人旅行者の長期滞在や旅行消費額の増加等を目指し、全国各地に点在する城を、日本ならではの文化が体験できる宿泊施設(城泊)として活用するに当たって、地域が直面する課題を解決するため、専門家を派遣します。
上記募集要項のように、国では古い建物を文化的価値のある観光資源として捉え、国内外の観光客を誘致するための動きをしています。
これまでは古建築の保存といえば現状保全がスタンダードでした。しかし、保存にかかる費用やその原資となる税金をめぐる難しさが年々増しており、新しい考え方が必要になっていたようです。
一つの改善方法として、歴史的価値をできる限り損なわないようにしながら、同時に利活用によって収益を得られる方法が模索されていました。
これが上手くいけば、得られる収益の一部を建物の保全に投入できるため、事業として成立した良いスパイラルが生み出されます。
ワサビではこのような取り組みに対し、これまで培ってきた知見を使ってお手伝いをしています。